バルセロナが12日より2021-22シーズンのプレシーズンのトレーニングを開始する中、負傷中のスペイン人FWアンス・ファティ(18)は参加せずにマドリードでリハビリを実施する予定だと、スペイン紙アスが11日に報じている。

アンス・ファティは昨年11月7日に行われたベティス戦で左膝内側半月板を負傷。その2日後に手術を受け、復帰までに4カ月かかると診断された。しかし回復状況は思わしくなく、5月6日にポルト(ポルトガル)で4度目の手術を実施した後、休みなくマドリードでリハビリを行ってきた。

そして新シーズン開始前の新型コロナウイルス検査を受けるため、10日にバルセロナの練習場に顔を出した。しかしこの後、チームに合流することなくマドリードに戻り、戦列復帰に向けてリハビリを継続するとのことである。

負傷から8カ月が経過し、リーグ開幕戦に向け復帰の最終段階に入っているとも報じられてはいるが、現時点で戦列復帰の時期は明確になっていない。欧州選手権欠場を余儀なくされ、東京オリンピック(五輪)への参加も不可能となっている。(高橋智行通信員)