プレミアリーグの選手たちに対し、コロナウイルスワクチンの接種が義務化される見通しとなってきた。英デーリーメール電子版が報じた。

英国政府は今週、10月1日以降にプレミアリーグの試合を観戦に訪れるファンは「ワクチン・パスポート(ワクチン接種の証明書)」を提示しなければならないと発表した。

そしてこのルールは、選手やチーム関係者にも適用される見通しだという。これまでは検査で陰性が証明されていれば試合に出場することができたが、今後はそれだけでは不十分ということになる。

プレミアリーグのクラブはワクチン接種を急ぐとみられるが、欧州選手権に出場し、現在はオフを楽しんでいる選手たちもいるため、10月までに2回の接種が間に合うか、気をもんでいるクラブも多いという。

またこれまで接種は個人の自由で、東京五輪に参加している各種目の英国代表の中にも未接種の選手がいる。ただプレミアリーグは仮に今冬、再度ロックダウンが行われたとしてもシーズンを中断することだけは避けたいため、ワクチン接種を各クラブに働き掛ける意向だ。