エスパニョールが、日本代表MF久保建英(20)を含むレアル・マドリード3選手を期限付き移籍で狙っていると、スペイン紙ラ・ラソン電子版が23日に報じた。今季、1部復帰を果たしたエスパニョールは獲得候補に久保のほか、スペイン人FWマリアーノ・ディアス、スペイン五輪代表DFヘスス・バジェホを挙げているという。

この中で同紙は、東京オリンピック(五輪)に参加中の久保について、3季連続の期限付き移籍が決定的であること、そしてエスパニョールにとって「3番目の目標」であることを強調し、「エスパニョールはベティスや久保が以前プレーしたマジョルカとの入札に勝つ必要がある。またヤヌザイを売却した場合、レアル・ソシエダードも久保の入札に加わる可能性がある」と、激しい獲得競争があると説明している。

一方、獲得の第一目標であるマリアーノについて、エスパニョールはすでにRマドリードに期限付き移籍を申し入れたとのことだが、マリアーノ本人はチームを離れることを望んでいないため、獲得が難しいとみられている。

久保同様、東京五輪に参加しているバジェホはエスパニョールにとって2番目の目標になっているが、マリアーノと同じように獲得に手を焼くと推測されている。セルヒオラモスがパリ・サンジェルマンに移籍したため、Rマドリードが新たなセンターバックと契約を結ばない限り、バジェホのエスパニョール行きの可能性は低いと同紙は伝えている。

(高橋智行通信員)