セビリア所属のフランス代表DFジュール・クンデ(22)のチェルシー行きが間近に迫っていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が28日に報じている。

クンデは昨季、セビリアで大躍進し、先の欧州選手権のフランス代表に選出されており、欧州で大きな注目を浴びているセンターバックにひとりとなっている。その状況下、チェルシーがセビリアに提示したオファー内容について同紙は、移籍金3000万ユーロ(約39億円)~3500万ユーロ(約45億5000万円)に加え、トーマス・トゥヘル監督の構想に入っていないフランス代表DFクル・ズマの譲渡だと説明している。

チェルシーはすでにクンデ個人と加入することで合意しており、あとはクラブ間合意のみであるとのこと。現在、セビリアとの交渉が急速に進んでおり、合意間近であるという。

これまでクンデに関して、興味を持つクラブの名がいくつも挙がっている。マンチェスター・シティーが昨夏、オファーを出したがセビリアに拒否されていた。現在、レアル・マドリードがマンチェスター・ユナイテッドに移籍したラファエル・バランの穴を埋めるため、獲得候補に挙げているというニュースが出ている。しかし同紙は、Rマドリードが最終的にチーム内で解決することを決定したため、獲得に動くことはないと伝えている。(高橋智行通信員)