東京五輪代表のMF田中碧(22=ドイツ2部デュッセルドルフ)が11日、13日に開幕するブンデスリーガを全試合放送するスカパー!のイベントに出席した。

12日にドイツへ出発する予定の田中は五輪期間中もMF遠藤、DF酒井らドイツでプレー経験を持つ選手から「英語とドイツ語を両方できたほうがいい」とアドバイスを受けた。海外挑戦の夢を抱いて以降、英語を勉強しており五輪活動前に練習参加した際は、英語で監督ともコミュニケーションを取り「ゴールにつながるプレーを」と期待を寄せられた。

東京五輪ではシュツットガルトの遠藤の隣でプレーした。「1対1で負けない部分はすごいなあと。たくさんの日本人選手が活躍して、価値を挙げてくれているからこそ移籍できている。僕も少しでも日本人の価値を上げていければ」と意欲を示す。

五輪では目標のメダルに届かず4位だったが、次の目標をW杯カタール大会と掲げる。「自分が残り1年余り、どれだけ結果を残せるかが大事。五輪で悔しい思いをしたので、W杯でよりいい結果を出せるように頑張りたい」と力強く話した。【岩田千代巳】