18年W杯王者のフランスは敵地でウクライナと1-1で引き分けた。序盤からボールを支配する時間は多いものの、前半44分に相手MFシャパレンコに先制点を許し、後半5分にマルシャルのゴールで追いついたが、勝ち越すことはできなかった。

フランスはエムバペとカンテが負傷でチームを離脱していた上、クンデが出場停止。ベンゼマやバランはベンチスタートと、先発の布陣は主力数人が不在だった。

フランスは5試合を終えて勝ち点9と、この時点でD組首位も、デシャン監督は「特定のフォーメーションで試合を始めたが、うまくいかず、後半はシステムを変更し、その成果はあった。前半は一部のゾーンでウクライナの方が上回っていたので、対応しなければならなかった。困難な相手だった」と、半ば消化不良気味に振り返った。

エムバペに代わって先発し、ゴールを決めたマルシャルは「(代表チームで)しばらく得点できていなかったので、気分がよくなった」と言いつつも、前半に決定機を外したことについては「相手(GKピヤトフ)の足の間を狙ったが、不運にも彼に止められ、その直後に失点してしまった」と悔しがった。