今季ユベントスから古巣マンチェスター・ユナイテッドに復帰したポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(36)が値千金の決勝ゴールでチームを勝利に導いた。

1-1の後半ロスタイム5分。途中出場のMFフレッジが左クロスを上げ、これをロナウドがファーサイドで頭で落とした。ゴール前のMFリンガードは混戦でシュートが打てないと判断し、このボールを再度ロナウドへ戻した。すると同FWがゴール右、角度のないところから右足でシュートをねじ込んだ。

ロナウドは試合後「勝ち点3を奪えなかったら決勝トーナメント進出が厳しくなっていた。今や我々には何だって可能だ」と喜び、相手のスペイン代表DFパウ・トーレスは「ロナウドのような選手はワンチャンスをものにしてしまう。それが今日起こったことだ」と脱帽だった。

マンチェスターUのボール保持率は51%。シュート数もマンチェスターUの13本(枠内6本)に対し、ビリャレアルは15本(枠内7本)とほぼ互角の戦いの中で、最後にスターの活躍が勝敗を分けた。