スコットランド1部レンジャーズを退団し、アストンビラの新指揮官に就任したスティーブン・ジェラード監督(41)が就任初戦となったブライトン戦で2-0の勝利をマークした。

アストンビラは0-0の後半39分、自陣から速攻を仕掛け、最後はワトキンズが右足で先制ゴール。さらに同44分にはゴール前で相手のクリアを拾ったミングスが右足で蹴り込んだ。

ジェラード監督は2点目の直後には飛び上がって喜び、コーチ陣と抱き合った。英メディアは試合後、こぞって「ジェラード監督にとってパーフェクトなスタートだ」とたたえた。

ジェラード監督は現役時代、リバプールとイングランド代表でMFとして活躍。04-05年シーズン欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝・ACミラン戦では0-3から自身のゴールなどで追いつき、PK戦の末に勝利する「イスタンブールの奇跡」の立役者となった。

引退後は指導者となり、18年からレンジャーズを指揮。昨季、チームを28勝5分けの無敗優勝に導いた。今月7日にアストンビラがスミス前監督を解任したことを受け、レンジャーズを離れ、アストンビラの新指揮官となった。