マジョルカの日本代表MF久保建英(20)がホームで行われる国王杯4回戦のエスパニョール戦で、公式戦2戦連続で先発出場するとマジョルカの地元紙ウルティマが15日、予想した。

年末年始にかけ新型コロナウイルスの可能性が報じられた久保は、欠場理由が不明のまま新年最初の公式戦2試合を休んだ後、先週末行われたスペインリーグ第20節レバンテ戦でメンバー復帰。今季2回目のフル出場を果たし、エスパニョール戦も定位置の右サイドハーフで再びスタメン入りする可能性が高くなっている。

その他、レバンテ戦を欠場したダニ・ロドリゲス、アンヘル、李康仁(イ・ガンイン)のメンバー復帰が濃厚である一方、ライージョ、グレイフ、マフェオがケガ、ババがアフリカ選手権参加で招集外になり、ルイス・ガルシア監督が試合前日の記者会見で新型コロナウイルス陽性により2選手が外れることを明かしていた。しかし名前を伏せていたため、試合直前まで誰がベンチ外になるかは不明。

このような状況で、ウルティマ・オラ紙の予想は、システムが4-2-3-1から4-4-2に変更され、GKはレオ・ロマン、DFはジャウメ・コスタ、バリエント、ルッソ、オリバン、MFは久保、サルバ・セビージャ、ガラレタ、ダニ・ロドリゲス、FWは李康仁、アブドンとなっている。

久保は今季ここまでリーグ戦11試合(先発7試合)、653分出場、1得点0アシスト。国王杯は1試合に先発出場し、2アシストを記録している。

マジョルカのリーグ戦順位は勝ち点20の15位。対するエスパニョールは久保のスペイン初年度となった2季前までマジョルカを指揮していたビセンテ・モレノが監督を務めるチーム。勝ち点26を獲得し11位につけ、順位で上回っている。(高橋智行通信員)