レアル・マドリードが、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)と今夏の加入で合意済みだと、独ビルト紙が31日に報じた。

エムバペのパリSGとの契約は今年6月30日で切れる。そのため今年1月1日から他クラブと自由に交渉できる状況になっている。Rマドリードは以前から移籍先の有力候補に挙がっており、世界最高額の税込み年俸5000万ユーロ(約65億円)を支払うことでエムバペと合意したという。また同紙は、パリSGがエムバペとの契約延長を諦めたとも伝えている。

ただRマドリードは欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦・パリSG戦を控えている。そのため3月9日にホームで行われる第2戦が終わるまで正式発表は控える見通しだという。

Rマドリードは昨夏、エムバペ獲得を目指したものの失敗。夏の移籍期間最終日の8月31日に移籍金2億ユーロ(約260億円)を提示したが、パリSGに拒否された。今夏はエムバペとパリSGの契約が満了するため、移籍金ゼロで獲得できる。(高橋智行通信員)