バルセロナのシャビ監督(42)が、チームで構想外となっていたフランス代表FWウスマン・デンベレ(24)を再び起用する方針を示した。

デンベレは今年6月で契約が切れるが、クラブから契約を延長するか他チームへ移籍するかの2択を迫られていた。

しかし同FWは契約延長を拒み続けており、さらに冬の移籍期間中の移籍も成立しなかったため、クラブ側が方針を転換。6日のアトレチコ・マドリード戦へ向け、公式戦3試合ぶりにデンベレを招集した。

シャビ監督は記者会見で「我々はウスマンの問題を解決できなかった。したがって状況は変わった。ラポルタ会長とも話をして、彼を再びメンバー入りさせることにした。彼には契約が残っているし、(Aマドリード戦の)メンバーの1人だ。彼を起用せず、自ら墓穴を掘るようなことはしたくない。彼はチームを助けてくれるはずだし、適切な場面で彼を使いたい」と明言した。

また同監督はサポーターに向けて「ファンはウスマンの状況にいら立っているかもしれない。でもチームとウスマンをサポートしてほしい。もし彼が出場したら。彼はちゃんと練習しているし、プロとしての態度を見せている」と呼び掛けた。