ポルトガル1部サンタクララは6日、日本代表MF守田英正(26)に対して、クラブ内での懲戒手続きに入ったと発表した。

クラブの許可を得ず「ア・ボラ紙」のインタビューを受けたことが問題視されているという。守田は同インタビューでポルトガルの強豪スポルティングへの移籍を熱望していた。

サンタクララは「選手も代理人もサンタクララをリスペクトしなければならない。なぜなら、我々はいつでもアスリートを模範的なやり方で扱っているから。我々に関わっているすべての人々にそうしているように。」などと声明を発表した。

クラブが今後、守田をどのように扱っていくのか注目される。以下、クラブ声明全文。

 

4月5日付「ア・ボラ紙」に我々の選手である守田英正のインタビューが含まれたニュースが掲載されたことを受け、サンタクララは彼らの記事の内容と出版物に対して異議を申し立てます。メディアで発言する時には許可を得るという基本的なルールが守られておらず、この状況はクラブ内部での懲戒処分の対象となります。

選手も代理人もサンタクララをリスペクトしなければなりません。なぜなら、我々はいつでもアスリートを模範的なやり方で扱っているから。我々に関わっているすべての人々にそうしているように。

また4月6日付「レコルド紙」は、守田が今週月曜日に行われた敵地ポルト戦でプレーを拒否したという物語を作り上げました。事実はこうです。彼は日本代表での活動で足の先の方を痛め、違和感を感じたまま練習に合流しました。試合当日になってマリオ・シルバ監督に第28節でメンバーから外してもらうように頼みました。チームに貢献できないと感じたからです。

守田のインタビューの話に戻りますが、彼が「クラブから移籍を止められた」と話しているのは真実ではありません。クラブは積極的にすべての関係者の要求を聞き、すべての提案について検討してきました。そのすべてのシナリオの中で、クラブのことを最優先としてきました。

守田が自分の希望をメディア上で明らかにして以来、サンタクララの経営陣は彼に来たすべてのオファーについて注意深く検討し、精査してきました。他の選手についてもそうです。特にこの(スポルティングからの)オファーは役員会で検討され、話が進んでいきました。ですが、もう1度はっきりさせておきますが、クラブの利益が最優先されるのです。