ACミランが、レアル・マドリードのスペイン人FWマルコ・アセンシオ(26)の獲得を狙っていると、スペイン・アス紙電子版が7日に報じた。

アセンシオは長年にわたり右サイドにトップレベルの選手を求めてきたACミランにとって完璧な人材で、すでに選手本人とコンタクトを取り始めたという。

アセンシオの年俸は手取りで約500万ユーロ(約6億5000万円)と安くはない。だがイタリア政府の外国人選手に対する税制優遇措置により支払いが可能だとアス紙は伝えている。

クラブ間の交渉はまだ始まっていない。それでもACミランとRマドリードは素晴らしい関係を築いており、有利に働く可能性がある。ただプレミアリーグのクラブが関心を寄せてきた場合、ACミランが競争に勝つのは難しい。

RマドリードからACミランには19年夏にテオ・エルナンデスが2000万ユーロ(約26億円)で移籍。ブラヒム・ディアスも23年6月30日までの期限付き移籍でプレーしている。

Rマドリードとの契約が23年6月30日に満了するアセンシオの今季ここまでの公式戦成績は34試合で10得点1アシスト。シーズンを通じてロドリゴと4-3-3の右ウイングのレギュラーの座を争い、絶対的な存在にはなれていない。

6日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦チェルシー戦では同ポジションにMFのバルベルデが起用された。(高橋智行通信員)