サッカープレミアリーグ・チェルシーの買収に名乗りを上げているマーティン・ブロートン氏(75)&セバスチャン・コー氏(65)のグループに援軍が加わった。

ブロートン氏は英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの元会長で、プレミアリーグ・リバプールでも会長を務めたことがある英国人実業家。セバスチャン・コー氏は世界陸連の会長でロンドン五輪では組織委員会会長を務めた。

ロイター通信が関係者からの情報をもとに21日、報じたところによると、F1で7度の総合優勝を誇る英国人ドライバーのルイス・ハミルトン(37)と、女子テニス四大大会23回優勝のセリーナ・ウィリアムズ(40)が両氏のグループに合流したという。

ハミルトンとウィリアムズはそれぞれ1000万ポンド(約17億2000万円)ほどを出資し、買収へ向けた最終オファーの金額を引き上げるという。

他にチェルシー買収の最終候補に残っているのは、トッド・ボーリー氏(米大リーグ・ドジャースと米バスケットボールNBAレイカーズの共同オーナー)のグループと、ステフェン・パリューカ氏(NBAセルティック、セリエAアタランタの共同オーナー)のグループ。

リケッツ家(大リーグ・カブスオーナー)は買収レースから撤退した。