来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権のある4位を争うトットナムとアーセナルが、6万2027人の観衆を集めた「ノースロンドン・ダービー」で直接対決。トットナムがイングランド代表FWケーンの2得点、韓国代表FW孫興民のゴールで快勝した。

アーセナルDF冨安健洋は左サイドバックで先発し、途中センターバックにも回りながらフル出場した。

アーセナルは1点を追う前半33分、DFホールディングが相手FW孫興民の走路を妨害し、肘でブロックして倒したとして2枚目のイエローカードで退場。冨安も激しく抗議したが、判定は覆らず、そのまま最後まで劣勢を強いられた。

アーセナル・アルテタ監督は試合後「自分が思っていることを口にしたら6カ月のベンチ入り停止処分を食らうだろう。ウソはつけないから、何も言わないでおく」と言いつつ、ティアニー主審を含めた審判団に対して批判の言葉を投げかけた。「審判にはカメラの前に出てきて判定について説明してほしい。美しい試合が台無しになったのは恥ずべきことだ」。

一方、トットナムのコンテ監督は試合後「アルテタはとても良い監督だ。だがこの6カ月、彼はたくさんの文句を言ってきた。もっとチームのことに集中して、文句は言わない方がいい。彼は良い監督だが、文句の多い監督は良い監督ではない」と皮肉った。

5位トットナムは勝ち点を65に伸ばし、残り2試合で4位アーセナルに勝ち点1差に迫った。