フランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)が、日本にやって来る。26日、都内ホテルで「パリ・サンジェルマン ジャパンツアー 2022」の記者会見が行われた。PSGは、7月20日に川崎フロンターレ(午後7時30分キックオフ、国立)、同23日に浦和レッズ(午後7時キックオフ、埼玉)、同25日にガンバ大阪(午後7時キックオフ吹田)と計3試合を行う。初戦はTBS系列で、生中継で全国放送される。また3戦ともにParaviで生配信される。

フランス代表FWエムバペは「今回、素晴らしい国へ行ってサッカーができることを、私自身、とても幸運だと思っています。チームのみんなも同感ですし、サッカーを愛し、サッカーに精通している多くの日本のファンの方々に会う絶好の機会になる、と確信しています」とコメント。アルゼンチン代表FWメッシは「私は、既に数回日本を訪れたことがありますが、前回の訪問からしばらくたっています。しかし毎回、行くたびに、いつも素晴らしい経験をさせて頂いています。今回もきっと地元のファンと交流できる素晴らしい機会となるものとワクワクしています。日本へ行くのが待ち遠しいですし、来シーズンに向けて調整するためにも、すごくいいチャンスになると思っています」とコメントした。

◆PSGと市場価値 選手の市場価値を算出するドイツ発の専門サイト「トランスファー・マーケット」によると、世界で最も高い選手はエムバペで1億6000万ユーロ(約216億円)。今回対戦するJ1クラブで見れば、浦和DF酒井宏樹が350万ユーロ(約4億7250万)で日本人の最高額だ。その差は45分の1ほどになる。なお過去の移籍では17年夏にバルセロナからPSGに移ったネイマールの2億2000万ユーロ(約290億円)が最高額で、これに続くのも17年夏にモナコからPSG入りしたエムバペの1億4500万ユーロ(約180億円)。そのエムバペは、25年までの契約延長で年俸は世界最高の約78億円になると言われる。

◆パリ・サンジェルマン 1970年に設立。11年にカタールの投資庁の子会社であるカタール・スポーツ・インベストメントが買収。過去には元ブラジル代表ロナウジーニョ、元イングランド代表ベッカムらも在籍。女子サッカーチーム、ハンドボールチーム、柔道チームなども展開。フランスで最も成功したクラブと言われている。今季は、初優勝を狙った欧州チャンピオンズリーグは16強でRマドリードに逆転負けを喫したが、国内リーグでは2季ぶり10度目の優勝。