マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(37)がクラブに今夏の退団希望を伝えたと報じられたことを受け、英デーリーメール紙電子版は移籍先について考察する記事を掲載した。

アブラモビッチ前オーナーからチェルシーを買収した新オーナーのトッド・ボーリー氏が数日前、ロナウドの代理人であるジョルジュ・メンデス氏と面会。ロナウドのチェルシー移籍の可能性について話し合ったとみられている。

だがデーリーメール紙は「チェルシーのトゥヘル監督は、マンU・テンハグ監督や(昨季マンUを率い、現在はオーストリアを指揮する)ラングニック監督のように前線からプレスをかけられる、精力的に動けるFWを欲しいと思っている。ボーリー氏はクラブにビッグネームを呼びたいかもしれないが、決断をする時はトゥヘル監督の助言に頼っている。ドイツ人指揮官がノスタルジックな契約に惑わされることはないだろう」とチェルシー行きには否定的。

さらに英国の報道でロナウドの移籍先候補の1つとして名前の挙がっているバイエルン・ミュンヘンについては「レバンドフスキの退団に備えてマネを獲得したばかり。年俸的にもクラブの予算をはるかに超えている」と説明。インテル・ミラノ、ナポリのセリエA勢についても金銭的に難しいとしている。

デーリーメール紙は結論として「契約の残るあと1年、愛のない結婚を続けるのではないだろうか」とマンチェスターU残留を予想していた。