開幕から白星のなかったマンチェスター・ユナイテッドが、優勝候補と言われながらこちらも未勝利のリバプールに2-1で競り勝った。

今季からマンチェスターUを率いるオランダ人のエリック・テンハグ監督(52)にとっては、うれしいプレミア1勝となった。

マンチェスターUは前半16分に先制した。エランガの左クロスを受けたサンチョがゴール前での冷静な切り返しで守備陣のマークを外し、右足シュートを流し込んだ。

後半8分にもマルシャルのスルーパスを受けたラッシュフォードが右足でゴール左にシュートを決めて突き放した。

同36分にリバプールFWサラーのゴールで1点差に詰め寄られたが、そのまま2-1で逃げ切った。

マンチェスターUのテンハグ監督は「後ろの4人(DF)がとても良いパフォーマンスを見せた。GKとともにね」とまずはリバプールの猛攻を1点でしのいだ守備陣をほめた。

さらに「我々はチームになっていた。気持ちが入っていたし、選手間のコミュニケーションが取れていた」「選手たちには言葉じゃなくて行動で示せと言ったんだ。行動し、自分たちがチームであることを確かめ、勇敢に戦えとね」と、チーム全体で戦えたことを評価した。

その上で「まだまだ改善の余地はたくさんある。まだ先は長いんだ。良いこともあれば後退することもあるだろう。今日は素晴らしかったが、まだ始まったばかりだ」と気を引き締めなおした。

去就が注目されているロナウドはベンチスタートで、後半41分からピッチに立った。