開幕から白星のなかったマンチェスター・ユナイテッドが、優勝候補と言われながらこちらも未勝利のリバプールに2-1で競り勝った。

今季からマンチェスターUを率いるオランダ人のエリック・テンハグ監督(52)にとっては、うれしいプレミア1勝となった。

テンハグ監督は去就が注目されているロナウドをベンチスタートにし、ラッシュフォードを1トップで起用。左にエランガ、右にサンチョという若い布陣でリバプールに挑んだ。期待通りサンチョ、ラッシュフォードのゴールで勝利。テンハグ監督はロナウドについては後半41分から途中出場させるにとどまった。

それでも試合後の会見で「ロナウドはあなたのシステムに適応できるのか?」と聞かれたテンハグ監督は「彼はできると思う。彼は何人もの監督のもと、そうしてきた。いくつかのスタイル、いくつかのシステムで。ウチでもできるはずだ」「彼の年齢は問題じゃない。年齢を重ねていても、活躍できれば素晴らしい選手だということだ」などと話し、ロナウドがまだ自分の構想に入っていると説明した。

一方でこの日の選手起用の理由については「我々にはゲームプランがある。その試合にとって何がベストなアプローチか考えなければならない。我々にはチーム全員が必要だ。多くの試合をする上で、その中から(ベストな)選手を選ぶために」と説明した。