シントトロイデンの元日本代表MF香川真司(33)がPKでベルギーリーグ初ゴールを挙げた。

1点を追うシントトロイデンは後半12分、DF裏に抜け出したFW林大地(25)が倒されてPKを獲得。このPKを香川が落ち着いてゴール左に決めて同点とした。香川のゴールはスペイン2部サラゴサに所属していた20年7月12日のオビエド戦以来、実に776日ぶりだった。

さらにシントトロイデンは同31分、同ロスタイムとブルーノが2ゴールを挙げて逆転勝ち。今季ホーム初勝利、シーズン初連勝を飾った。

シントトロイデンは香川、岡崎慎司(36)、GKシュミット・ダニエル(30)、橋岡大樹(23)がフル出場。林は後半28分までプレーした。

香川は試合後「ホームで勝てていなかったので、なんとしても今日の試合は勝利が必要でしたし、ビハインドで苦しい展開でしたけど、大地がうまくペナルティーを取ってくれた。チームとしてはすごく生き返ったし、あの同点ゴールは個人的にもチームとしても大きな自信を与えてくれた。同点に追いついてからは、ゲームをうまくコントロールしながら、得点は時間の問題かなという気はしてました」

「(ゲンクとの)ダービー前にこうやって逆転で勝てたことは何より大きな自信を得られますし、それと同時にチームとしての質を上げていかないといけない。個人としても課題の中でまた修正を加えながら、次の試合に向けて良い準備をしていきたい」などと話した。