レアル・ソシエダードが29日、ライプチヒのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート(26)が期限付き移籍で復帰したことを発表した。契約は今季終了までの1年間。背番号は先週退団したイサクがつけていた19に決定している。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコによると、この契約に買い取りオプションはついておらず、Rソシエダードはセルロートの年俸のみ支払うとのことだ。

Rソシエダードは先週、チームのエースであるイサクがニューカッスルに突如移籍したことを受け、新たなセンターフォワード探しに奔走していた。そんな中、ライプチヒからの期限付き移籍で昨季所属し、公式戦44試合に出場して8得点を記録したセルロートを獲得候補に挙げていた。

セルロートのパフォーマンスに満足していたイマノル・アルグアシル監督は昨季終了直後に残留を希望していたが、その時は経済面の問題によりできなかった。しかし今季、セルロートが復帰したライプチヒで出場機会に恵まれていなかったためRソシエダード復帰が実現することになった。

セルロートは復帰に際し、「ここに戻ってこられて嬉しいよ。Rソシエダードのチームメートやサポーターに会いたかった」と喜びをあらわにした。30日よりチーム練習に参加する予定で、来月3日にホームで行われるアトレチコ・マドリード戦でメンバー入りするとみられている。(高橋智行通信員)