バルセロナのエドゥアルド・ロメウ副会長が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35=パリ・サンジェルマン)の来夏のバルサ復帰について「金銭的に可能だ」と発言した。

メッシは来夏でパリSGとの契約が切れる。そのため、バルセロナは移籍金なしで獲得することが可能。もし復帰に合意できれば、あとはスペインリーグが定めるサラリーキャップ(年俸や移籍金の分割分などを含めた人件費をクラブ収入の70%程度に制限するもの)をクリアすれば、メッシを選手登録することができる。

ロメウ副会長は地元ラジオ局の取材に対し「(メッシのバルサ復帰は)金銭的には可能だ。もしメッシが戻ってくるとすれば、移籍金なしでだからだ」と話した。

同副会長は続けて「だがそれはコーチ陣や選手(メッシ)によって決断されることであって、私が決めることじゃない。ただ可能ではある」とした。

ESPN電子版によると、メッシは現時点で22年ワールドカップ(W杯)カタール大会とパリSGでの成功に集中しており、その他のことは考えていないという。

ロメウ副会長は「自慢するわけじゃないが、我々(新経営陣)はバルサを救った。ただクラブはまだ経営的に健全とは言えない。まだ緊縮経営が必要だし、やるべきことはある。5年以内には経営は健全化される見通しで、24-25年シーズンには我々はあるべき姿に戻ると思う」などと話した。