アトレチコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(22)が退団を希望していると、スペイン・アス紙電子版が14日に報じた。

ジョアン・フェリックスは12日にホームで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第4節クラブ・ブルージュ戦で出番がなかった。決勝トーナメント進出に向けてどうしても勝利が必要という状況であったにもかかわらず、公式戦4戦連続のベンチスタートとなり、最後まで出番も与えられなかった。

ジョアン・フェリックスは最近の出場機会の少なさを不満に思っており、一方シメオネ監督も同FWを重要視していないもよう。クラブにはジョアン・フェリックスがFWの5番手だと告げているという。

ジョアン・フェリックスは今冬、もしくはシメオネ監督が来季も続投する場合、来夏の退団を希望している。

アス紙によると、ジョアン・フェリックスが移籍を望むのはこれで4度目。過去3度はクラブ首脳に、将来的に重要な柱になると説得されて残留してきたという。

ジョアン・フェリックスは19年夏、クラブ史上の移籍金最高額である1億2720万ユーロ(約178億800万円)で加入。獲得を希望するチームがあっても、移籍は容易ではないとみられる。(高橋智行通信員)