日本代表MF久保建英(21)の所属するレアル・ソシエダードは2つの幻のゴールに泣き、リーグ戦の連勝が5でストップした。

1点を追う前半45分、自陣からのカウンターでMFブライス・メンデスを受けたMF久保は、相手2人をドリブルで翻弄(ほんろう)しながらペナルティーエリア外から豪快な左足シュート。一直線にゴール左隅へ突き刺さった。

持ち前の個人技で同点ゴール。あまりに鮮やかな一撃に、久保も感情を爆発させて喜んだ。

だが、主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認したところ、自陣で相手ボールをカットする際に味方選手のファウルがあり、取り消された。

決まっていれば今季3点目となる、あまりにも惜しいビューティフルゴールだった。

久保はその後も積極的にゴールに向かうプレーを披露したが、後半29分に交代した。

もう1つの幻のゴールは後半37分。右サイドのMFカリカブルからのクロスボールをMFスビメンディが押し込み同点ゴールを挙げたが、再びVAR判定。この右サイドでパスを受けた際にわずかにオフサイドだったことが確認され、またしてもノーゴールとなった。

不運が重なり1点が遠く、0-1で敗れた。

絶好調だったチームはリーグ戦で6試合ぶりの敗戦。公式戦の連勝も8でストップした。