フランス代表FWエムバペ(23)が所属するパリ・サンジェルマン(PSG)との契約を全うした場合、莫大(ばくだい)な給与を受け取ることになると、フランス紙ル・パリジャン電子版が23日に報じた。今季のレアル・マドリード移籍が濃厚と伝えられていたエムバペは今年5月、PSGとの契約延長を決断。新たに3年契約にサインした(実際には2年+1年オプションであるとのこと)。この契約期間を最後までプレーした場合、総額で6億3000万ユーロ(約913億5000万円)もの大金を手にするという。

内訳は年俸が税込み7000万ユーロ(約101億5000万円)、契約延長ボーナスが1億8000万ユーロ(約261億円)、そして残留し続けた場合のボーナス3回の総額が2億4000万ユーロ(約348億円)。これは23年に7000万ユーロ(約101億5000万円)、24年に8000万ユーロ(約116億円)、25年に9000万ユーロ(約130億5000万円をそれぞれ受け取ることになっている。

また、同紙によると、現在PSGでプレーするアルゼンチン代表FWメッシが、17年にバルセロナと新たに契約を結んだ際の4年総額5億5500万ユーロ(約804億7500万円)を上回り、サッカー界のみならずスポーツ界で最も高額な契約であるという。

エムバペ、メッシに続く3位は、10年に10年総額5億1000万ユーロ(約739億5000万円)の契約を結んだNFLカンザスシティー・チーフスのパトリック・マホームズ。4位は13年に4億5600万ユーロ(約661億2000万円)で30カ月の間に6試合を行う契約にサインをしたボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニア。5位は19年に12年総額4億3200万ユーロ(約626億4000万円)の契約を結んだMLBロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトとなっている。(高橋智行通信員)