すでに決勝トーナメント進出(16強)を決めている王者レアル・マドリード(スペイン)が2-3でライプチヒ(ドイツ)に敗れ、今季公式戦17試合目で初黒星を喫した。

前半13分にCKから失点すると、同18分には相手のフランス代表MFエンクンクに強烈な左足シュートを決められ、序盤で2点のリードを許した。

ビニシウスのゴールで1点を返した後の後半36分にも相手のドイツ代表FWウェルナーにダメ押しゴールを決められた。ロスタイムにロドリゴのゴールで再び1点差としたが時すでに遅しだった。

アンチェロッティ監督は試合後「我々はセットプレーで2点を許し、彼らが最も得意とするカウンターによって試合がより難しくなった。インテンシティー(強度)や試合に臨む姿勢の欠如はなかったと思う。遅かれ早かれ敗北はやって来るもの。我々にはまだ、1次リーグを首位通過するチャンスが残されている」と話した。

同監督は「10連勝よりもひとつの敗北からの方が学ぶことが多い。我々はこの後、うまくいかなかったセットプレーの守備に焦点を当てるが、あのようなことも時に起こり得る」とし、「我々は今日、自分たちが望まぬ形でプレーすることになった。ピッチ中央よりも低い位置でブロックを形成し、カウンターを仕掛けるのがベストだったが、自分たちのゲームプランと逆になってしまった」と敗因を説明していた。(高橋智行通信員)