欧州ビッグクラブが注目するU-16ブラジル代表の“神童”エンドリッキが、所属のパルメイラスでプロ初ゴールをマークした。

エンドリッキはアウェーのアトレチコ・パラナエンセ戦で1点を追う後半頭から途中出場。同14分に左サイドで猛スライディングで相手DFからボールを奪うと、ドリブルでゴール前へ迫り、右側を並走していた味方へラストパス。1度は味方のシュートが相手GKにはじかれたが、その流れから回ってきたボールを、最終的にゴール前で左足アウトサイドで押し込んだ。

エンドリッキは初ゴールを喜んだが、これは最後に同時に触ったような形となっていたグスタボ・スカルパの得点として記録された。

だがエンドリッキは同25分、左クロスをゴール前で頭で合わせて勝ち越し弾をたたき込んだ。これが本当のプロ初ゴールとなり、エンドリッキも大喜びだった。パルメイラスはその後も1点を追加して3-1で勝利した。

エンドリッキの16歳96日での初ゴールはクラブ史上最年少得点となった。

欧州の移籍情報に詳しいイタリアのサッカージャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、エンドリッキの契約解除金は6000万ユーロ(約87億円)に設定されており、すでにビッグクラブが獲得競争を繰り広げているという。