オモニア(キプロス)戦で公式戦4試合連続の先発出場を果たしたレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)に対し、地元紙は及第点をつけた。

Rソシエダードは27日、アウェーで行われた欧州リーグ・1次リーグ第5節オモニア戦に2-0で勝利し、大会5連勝を達成した。久保は公式戦4試合続けてスタメン入りし、4-3-3の右ウイングでプレーした。前半17分にペナルティーエリア外から放ったシュートは枠外に飛んだ。そして32分に右サイドでドリブルを仕掛けた際にDFと接触して左肩付近を痛め、ピッチの外で処置してプレーを続けるも、ハーフタイムで交代した。

この日の久保のパフォーマンスについてRソシエダードの地元紙エル・ディアリオ・バスコは、「前半のみの出場で、右ウイングとして鋭い動きを見せた。フィニッシャーというよりもゲームメーカーとしての役割だったが、積極的に2本のシュートを打った。レツヤキスとの接触プレーで肩に打撃を受け、リスクを避けるためハーフタイムにピッチを退いた」と評し、3点をつけた(最高5点)。チームトップはヘディングで先制点を記録したナバーロで最高の5点だった。

一方、スペイン紙アスの久保評価は2点(最高3点)、マルカの評価は1点(最高3点)だった。

久保の欧州リーグ成績は5試合(先発3試合)、270分出場、2アシスト。1次リーグ5戦5勝でグループトップの座を維持するRソシエダードはこの後、来月3日にホームで行われる最終節で首位通過をかけ、2位マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と対戦する。(高橋智行通信員)