3日に引退を表明したバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケ(35)が、2-0で勝利した5日のアルメリア戦後、「今日は解放された日になった」と心境を明かした。

スペイン・アス紙電子版によると試合後、カンプノウのサポーターに別れを告げたピケは「この半年間は本当に難しかった。今日は解放された日になった。この忘れられない思い出を携えていく。人生は続くし、この後、新たなステージに向かうよ。本当に幸せだ」と話したという。

ピケは将来については「可能性がたくさんあるので整理する必要がある。ここは僕の家だ。ここで生まれたので必ず戻ってくる。今は家族と楽しむ時なので、パンプローナ(オサスナ戦)での試合が終わったら休暇を取るつもりだ」と説明した。

アルメリア戦では先発し、後半40分までプレーした。交代の瞬間について「この数カ月は全く楽なものではなかったが、その時、肩の荷が下りたと思った。でも全力を尽くしたので幸せを感じている。いい日も悪い日もあったが誇りを感じているよ」と振り返った。

ピケは8日にアウェーで行われるオサスナ戦で、04-05年シーズンに始まった長きにわたるプロキャリアに幕を閉じる。

(高橋智行通信員)