レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が9日にアウェーで行われる、ワールドカップ(W杯)カタール大会前最後のスペインリーグとなる第14節セビリア戦で、再びベンチスタートになるとスペイン紙マルカが試合当日に予想した。

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久保は先月27日に行われたオモニア戦で左肩を脱臼した後、ベティス戦とマンチェスター・ユナイテッド戦を欠場し、6日のバレンシア戦でメンバー復帰した。しかし序盤に退場者が出たことで、イマノル・アルグアシル監督はけが明けの久保に無理をさせないため90分間ベンチだった。

マルカ紙は再び招集メンバー入りしたセビリア戦に向け、久保が再びベンチスタートになると予想した。また久保同様、けが明け後2戦目となるチームの要シルバも控え予想になっている。

セビリア戦に向けたシステムは中盤ダイヤモンド型の4-4-2、予想スタメンはGK=レミーロ、DF=ゴロサベル、スベルディア、ル・ノルマン、リコ、MF=ゲバラ、スビメンディ、ミケル・メリーノ、トップ下=ブライス・メンデス、FW=カルロス・フェルナンデス、セルロートとなっている。

しかしマルカ紙は現在の得点力不足を解消するため、「アルグアシル監督はけがを克服してメンバー復帰した、ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)の攻撃の要であるシルバと久保にかける可能性もある」と先発入りの可能性があることを示唆した。

Rソシエダードは現在、スペインリーグで3試合連続未勝利と調子を大きく落とし、13試合7勝2分け4敗の勝ち点23で暫定7位。対するセビリアはスペインリーグでここ4試合勝利なく、13試合2勝5分け6敗の勝ち点11で17位と低迷している。(高橋智行通信員)