マンチェスター・ユナイテッドのオーナー家であるグレイザー家は22日、声明を発表。クラブ売却を含めた「戦略的選択肢を模索する」と表明した。これにより17年にわたりオーナーを務めてきたマンチェスターUから手を引く可能性が高まった。

この発表はポルトガル代表クリスティアノ・ロナウドとの契約を相互の同意のもと解除したのと同日に行われ、一時代の終わりを予感させるものとなった。

今年チェルシーが売却された際にも新オーナー選定の手続き等に関わった米投資グループのレイン・グループがマンチェスターUのファイナンシャル・アドバイザーに任命されたという。

共同会長のアブラム・グレイザー氏とジョエル・グレイザー氏は声明の中で「マンチェスターUの強みは11億人のファン、フォロワーからなる世界規模のコミュニティーによる情熱と忠誠心に支えられている。クラブの成功の歴史を築き続けるために、クラブ役員会は戦略的選択肢を検討することを認可した。我々はファンに最高のものを提供し、今日そして将来にわたってクラブが最大限に成長するためのあらゆるオプションを検討する。この手続きの中でも、これまで通りファン、株主、あらゆる関係者の利益が最優先される」などと表明した。

英スカイによると、この声明が表明された後、マンチェスターUの株価は17%も上がったという。