バルセロナがチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテ(31)獲得に向け、大きく前進しているとスペイン紙スポルト電子版が10日に報じた。

同紙によるとバルセロナは今季終了まで半年以上残る中、すでに来季のチームプランを考えており、来年6月30日でチェルシーとの契約が満了し、移籍金なしで獲得できるカンテと数週間前から連絡を取っているという。

カンテは10月末にハムストリングの手術を受け、現在開催中のワールドカップ(W杯)参加を断念。しかしバルセロナとの交渉は順調に進んでおり、すでに基本合意済みであるとのこと。そのため、もしけがが回復した場合、来季に向けて交渉が自由にできるようになる来年1月中に契約を締結する可能性があるという。

しかしカンテがバルセロナに加入する条件として、現在チェルシーでもらっているような高額な給料を受け取ることはできず、年俸値下げを受け入れざるを得ないと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)