FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37=アルナスル)が、国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰で、男子のベストプレーヤー賞14人の候補から、初めて外れた。

同賞はかつてのFIFA世界最優秀選手賞が、年間最優秀選手賞(バロンドール)と合併していた6年間を経て、16年に名称変更。ロナウドは、同賞が始まった16年と翌17年に受賞し、その後の3年間は最終候補者3人の中に入っていた。FIFAが任命した専門家委員会などから候補に選ばれなかったのは今回が初めて。

ロナウドは昨年の投票では7位に終わり、ポーランド代表FWレバンドフスキが連覇を達成した。ロナウドは昨年12月に、サウジアラビアのアルナスルに移籍している。

今回の年間最優秀FIFA男子選手賞の候補者には、アルゼンチン代表FWメッシ、フランス代表FWエムバペのほか、レバンドフスキ、アルバレス、ベリンガム、デブライネ、ハキミ、モドリッチ、ネイマール、ビニシウスらがノミネートされている。

男子監督賞には、アフリカ勢として初めてW杯準決勝に進出したモロッコのレグラギ監督をはじめ、アルゼンチンのスカロニ監督、レアル・マドリードのアンチェロッティ監督、フランス代表のデシャン監督、マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督がノミネートされた。

投票は、世界各国の代表チームの主将や監督、選ばれたジャーナリストによって行われ、ファンによるオンライン投票も2月3日まで実施される。受賞者は、2月27日にパリで行われる授賞式で発表される。