レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(63)がレアル・ソシエダードについて「とても良いプレーをしており、素晴らしい流れを維持している」と印象を述べた。

Rマドリードが29日、スペインリーグ第19節でRソシエダードをホームに迎える。アンチェロッティが2位と3位の好カードを翌日に控えた28日、記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティは昨季まで所属していた日本代表MF久保建英を擁するレアル・ソシエダード戦に向け、「ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)はとても良いプレーをしており、素晴らしい流れを維持しているので、我々は前半のパフォーマンスを改善する必要がある。アトレチコ戦で起こったことを考えると、攻守に渡り完璧な試合をやることが重要だ」と意気込みを語った。

負傷欠場が続くDFカルバハルについては「前半戦は調子良く、スペイン代表に招集されていた。今、けがから復帰したところだ。経験豊富なのでいつも通り我々は彼に信頼を寄せているよ。シーズン後半戦はチームに貢献してくれるだろう。アラバやチュアメニと同じように(来月2日開催の)バレンシア戦でメンバー入りする予定だ」と説明した。

一方、守備に問題を抱える中、好調を維持するDFミリトンについては「改善の余地はあるがとてもいい状態だと思う。彼は世界最高のCBのひとりだよ。集中している時はボールに対する動きや1対1の強さ、スピード、力強さ、アグレッシブさと全てを兼ね備えている。世界最高の1人だ」と称賛した。(高橋智行通信員)