ポルトガルリーグ スポルティングがブラガに5-0で快勝した。スポルティングの日本代表MF守田英正(27)は先発し、プロ初の1試合2得点で大勝に貢献した。

守田は昨年12月のW杯カタール大会後、初先発。前半9分。左CKからの流れで、右足で先制点を決めた。勢いは止まらない。1-0の後半1分には、相手GKの動きを見て冷静に右足でネットを揺らした。同14分、ゴール前で右からのクロスに右足で合わせたが、枠をとらえられずハットトリックはならなかったが、後半18分に交代。今季の通算得点を5とした。

18年に川崎Fでプロ生活をスタートさせたが、J1では3年間で1得点。21年1月にポルトガルへ渡り、まず、サンタクララで「海外で生きるには結果」と、得点への貪欲な気持ちが芽生えた。ボランチが主戦場だが、好機でゴール前へ入り込む意識が高まり、シュート技術も磨いてきた。昨年7月にスポルティングに加入。欧州CLにも出場する強豪で定位置をつかみ、W杯も経験した。

1月30日に自身のSNSで長女が1歳の誕生日を迎えたことを家族3人の写真とともに報告していた。その2日前の28日は、愛妻でモデルの藤阪れいなの誕生日だった。インスタグラムに「この2ゴールは妻と娘に贈ります。二人とも改めて誕生日おめでとう。後半戦はもっと良くなる。チームと自分自身を信じます」とコメントをつけた。