22年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でアルゼンチンとの決勝に進みながらも連覇を逃したフランス代表のDFラファエル・バラン(29=マンチェスター・ユナイテッド)が代表引退を表明した。

自身のSNSで「10年間、この美しい国の代表を務めたことは、私の人生において最も名誉なことの一つです。その特別な青いユニホームを着るたびに、私は計り知れない誇りを感じました。すべてを出し切り、心をこめてプレーし、フィールドに立つたびに勝利することが義務でした。数カ月前から考えていたのですが、代表から引退するのに適切な時期だと判断しました」と発表した。

バランは「2018年7月15日。あの日感じたすべての感情を、今でも感じています。私の人生で最も素晴らしく、最も印象的な瞬間の一つでした」とW杯ロシア大会での優勝を振り返り「みなさんの熱意、お祝いの言葉、そしてフランスに戻った時の思い出は、私の心に永遠に残ることでしょう」とサポーターに感謝した。

バランは代表引退について「もう新しい世代に引き継がれる時期なんです。私たちには、才能ある若い選手たちがいます。彼らはチャンスをもらうに値し、みなさんからの応援を必要としています」と世代交代を理由に挙げ、最後に「心の底からありがとうございました」とつづった。