マンチェスター・ユナイテッド買収のための“修正入札”が行われ、オーナー家であるグレイザー家の希望額を下回った。だが情報筋はESPNの取材に対し、買収が実現する可能性はまだあると語っている。

先週、マンチェスターU買収に興味を示している複数の関係者から2度目の入札があった。入札者にはカタール人のシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アルタニ氏、英国人の富豪ジム・ラトクリフ氏らが含まれている。

情報筋がESPNに語ったところによると、アルタニ氏とラトクリフ氏の入札額は約45億ポンド(約7420億円)から引き上げられたものの、約60億ポンド(9890億円)というグレイザー家の希望価格は下回ったままだという。

最新のオファーの後、入札者は、次のプロセスがどのようになるかについて、グレイザー家と協力している米国の銀行であるレイン・グループからの連絡を待っている。同グループは第3回の入札を募集するか、優先入札者を指名するか決定する可能性がある。

マンチェスターUのスタッフたちは、シーズン終了までにはオーナーの状況がはっきりするとクラブ首脳から言われている。

テンハグ監督はオーナーの状況にかかわらず、今年7月に始まるプレシーズンの米国ツアーまでに、トップクラスのストライカーを含む新戦力を獲得することを望んでいる。