バルセロナの元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(34)がクラブとの契約を更新せず、今季限りでバルセロナを去ることになった。複数の海外メディアが報じた。

ブスケツはクラブにその決断を伝えた模様で、7歳で下部組織に入団し、ユースを経てトップチームのキャプテンになったクラブとの関係に終止符を打つことになる。

スペイン・マルカ紙は「ブスケツが全盛期を過ぎてクラブにとどまり、プレーの質が低下して自分のレガシーに傷をつけることを嫌がった」と伝えている。

元チームメートで、現在バルサを率いるシャビ監督は、ブスケツが本拠地カンプノウに残ることを強く希望していた。だがクラブは現在の不安定な財政のために、ブスケツにしっかりとしたオファーを提示することができなかった。

スペイン・スポルト紙によるとブスケツには、クリスティアノ・ロナウド同様、サウジアラビアのクラブに移籍する可能性があるという。また米MLSも選択肢の1つで、これまでデービッド・ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・マイアミへの移籍がうわさされたこともある。

ブスケツは、バルセロナで公式戦744試合に出場し、20ゴールを挙げ、3度のチャンピオンズリーグ優勝を含む30個のトロフィーを獲得している。

また、スペイン代表として143試合に出場し、2010年ワールドカップ(W杯)優勝チームと2012年欧州選手権優勝チームの一員となった。