アルゼンチン代表FWメッシが加入する予定の米プロリーグMLS。今季は2人の日本選手がプレーしている(記録は9日現在)。

■高丘陽平

2月にJ1横浜F・マリノスからカナダのバンクーバーを本拠地とするホワイトキャップスに移籍したGK高丘陽平(27)は15試合にフル出場し、4月29日のコロラド・ラピッズ戦では試合終盤に相手のPKを読み切ってストップするなど無失点試合は5試合を数える。チームは5勝6分け5敗でウエスタン・カンファレンス(西地区)の6位につけている。

昨季J1でベストイレブンに輝いた守護神はMLSの公式サイトのインタビューで「毎日ハードワークしてベストを尽くしたい。日本代表に選ばれて、(米国で開催される)2026年ワールドカップに出場したいと思っています」と語っていた。クラブによると、契約は24年までで、1年延長のオプションが付いている。

■久保裕也

開幕から12勝3分け1敗でイースタン・カンファレンス(東地区)の首位に立つシンシナティに、日本代表としても活躍したMF久保裕也(29)が在籍。今季は10試合0得点1アシストを記録している。けがで欠場した時期はあったが、1日のニューヨーク・シティー戦で先発復帰した。

カップ戦では4試合に出場して1ゴール。日本代表で国際Aマッチ通算13試合2得点のアタッカーは、MLS在籍4シーズン目で通算82試合3得点3アシスト。中盤でプレーする機会も増え、21年はタックル数でリーグ9位を記録するなど献身的な守備も光る。