バイエルン・ミュンヘンがホームでシュツットガルトを4-2で下し、2季連続35度目の優勝を決めた。25勝4分け1敗の勝ち点79。4試合を残して2位ドルトムントとの勝ち点差を15とした。
日本代表DF伊藤洋輝(26)はセンターバックでフル出場。けがに苦しんだシーズンだったが、今季のリーグ戦で初めて最後までピッチに立ち続け、「マイスターシャーレ」(優勝プレート)を獲得した。
引き分け以上で優勝が決まる一戦。前半21分に先制を許したが、その後に4点を返した。31分、伊藤のパスを左サイドで受けたMFムシアラがドリブル突破から中央に折り返し、最後はMFラファエル・ゲレイロが押し込んで追いついた。
その2分後にはカウンターから抜け出したFWルイス・ディアスのラストパスをFWジャクソンが落ち着いて仕留めて逆転。同37分にはDFデービスが決めてリードを2点に広げた。
後半7分、右CKの流れから遠いサイドで伊藤が左足で鋭く折り返し、MFゴレツカのシュートのこぼれ球を途中出場のFWケーンが左足で押し込んだ。エースは今季得点ランキング首位独走の32点目。伊藤は同点ゴールに続いてゴールにかかわった。
後半43分に1点を返されたが、伊藤は1月28日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)PSVアイントホーフェン戦以来、今季公式戦2度目、リーグ戦では今季初のフル出場となった。昨季の優勝決定試合はけがで離脱中だったが、今季は最後までピッチに立ち、リーグ連覇に貢献した。
ブンデスリーガで日本選手の所属チームが優勝したのは、1977-78年のケルンDF奥寺康彦、ウォルフスブルクで2008-09年に優勝したFW大久保嘉人とMF長谷部誠、2010-11年からドルトムントの2連覇に貢献したMF香川真司。複数回の優勝は香川に次いで伊藤が2人目となった。
3冠の可能性を残すチームは22日にドイツ杯準決勝でレーバークーゼンと対戦。25日にリーグ戦でマインツと戦い、28日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦でパリ・サンジェルマン(フランス)とぶつかる。
コンパニー監督は試合後に「最高の気分。これで終わりではなく、まだまだ続きます。我々は常に全力を尽くしている。これからもシーズンを楽しみ続けたい」とコメントした。
ベルギー出身の指揮官は就任2季目。18歳のMFカールら若手を積極的に起用し、選手全員のモチベーションを維持。けがのリスクを最小限に抑えるため、慎重に選手交代を行った。この日もエースのケーンを前半は温存。けが明けの伊藤もこの指揮官の下、徐々にコンディションを上げ、優勝決定戦でフル出場を果たした。

