八百長による収賄疑惑があり、中国で身柄を拘束されている中国リーグ山東泰山所属のMF孫準浩(ソン・ジュノ=31)が、韓国代表合流が厳しくなった。韓国サッカー協会(KFA)は12日「孫準浩選手の招集が事実上、不可能になった」と明かした。

韓国代表はこの日、ペルー戦(16日、釜山)エルサルバドル戦(20日、大田)に向けて釜山に集合した。しかし、孫準浩はまだ中国で拘束されたままだ。

韓国代表のクリンスマン監督(58)は5日のメンバー発表で「心が痛む。持続的に韓国サッカー協会として彼を助けたい。100%サポートしていることを孫にも伝えたい」と、23人のメンバーに孫準浩を入れたが、合流は断念することになりそうだ。

孫準浩が所属する山東泰山は、複数の試合で八百長をした疑いがあり、現在他の選手やコーチングスタッフら複数人が拘束されている。孫準浩もそれに関わり、賄賂を受け取った疑いがあり、先月12日から拘束された。孫準浩の代理人ら複数の関係者は「孫はお金を一切、受け取っていない」と一貫して否定し続けているが、いまだ中国当局は結論を出していないようだ。