今季フランス1部パリ・サンジェルマンを率いたクリストフ・ガルティエ氏(56)が、かつて指揮したニースでの人種差別疑惑の捜査の一環として、12月に裁判に召喚されることになった。検察当局が6月30日に発表した。

ガルティエ氏と息子のジョン・バロビッチ・ガルティエ氏は6月30日朝、尋問のために当局に身柄を拘束されたという。

息子は無罪として釈放されたが、ガルティエ氏は12月15日にニースで精神的嫌がらせと差別の容疑で裁判を受けることになった。

有罪が確定した場合、同氏には最高で禁錮3年、罰金4万5000ユーロ(約675万円)が言い渡される可能性がある。

ガルティエ氏はパリSGを退団する見通し。だが退団の条件をクラブと話し合っている最中だと報じられており、まだクラブの契約下にある。

同氏については今年初め、ニースの監督時代に人種差別的で反イスラム的な発言をしたという告発がなされ、同氏はこれを否定していた。

仏地元メディアは、ニースの前ディレクター・フルニエ氏がクラブのオーナーに宛てたメールについて報道。その中でフルニエ氏が「ガルティエ氏が黒人やイスラム教徒の選手がチームに多すぎると発言した」とクラブ上層部に告発を行っていた。

一方でガルティエ氏は、この告発によって“人間性の最も深いレベルで”傷つけられたと感じ、法的措置を取ったという。

パリSGの広報責任者はこれらの件について「ガルティエに対して深刻な申し立てがなされ、クラブは彼を全面的にサポートしている」と述べた。

ガルティエ氏とフルニエ氏はニースで仕事をともにしていた時から対立していたという。

ガルティエ氏は今季パリSGをフランスリーグ優勝に導いたが欧州チャンピオンズリーグ(CL)では結果が残せなかったため、解任を言い渡されたと報じられている。後任には前スペイン代表監督のルイス・エンリケ氏が就任する可能性が高まっている。