レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)がホームのグラナダ戦でスペイン移籍後初となる1試合2ゴールをマーク。

スペインリーグでの通算得点数を18点とし、16点で並んでいた乾貴士を抜いて、同リーグでの日本人歴代最多を更新した。

久保の今季得点はジローナとの開幕戦以来3試合ぶり。チームは開幕3試合いずれもドローに終わっていたが、今季4戦目にして久保の活躍で初勝利を挙げた。この日も試合のMVPに選出された久保は、これで開幕4戦連続MVPとなった。

久保は0-0の前半9分、相手DFの裏に抜けながらブライス・メンデスのスルーパスを受けると、右サイドから中央へ一直線にドリブルし、左足でグラウンダーのシュートをゴール右へ突き刺した。

さらに同44分、久保は右サイドでボールを受けると、中央へ切れ込みながら、左足でファーサイドを狙う得意のパターンで、外側から巻くようなシュートを蹴り込んだ。どうだと言わんばかりに左拳を突き上げた。

チーム5点目も久保のキックが相手オウンゴールを誘発したもの。久保は右足大腿(だいたい)四頭筋の違和感により今週行われた最初の4回の練習を欠席。グラナダ戦でプレーできるか危ぶまれていたが、強行出場で最高の結果を出した。

9月に行われる国際親善試合のドイツ戦(9日=日本時間10日・ウォルフスブルク)、トルコ戦(12日・ゲンク)に臨む日本代表メンバーに選出された。最高の弾みとなりそうだ。