サッカー日本代表が今月の欧州遠征で国際親善試合キリンチャレンジ杯を行ったトルコ代表のクンツ監督(60)が解任される見込みとなったと「NTVSpor」などトルコ複数メディアが報じた。早ければ19日にも正式決定するという。12日のベルギー・ゲンクでの対戦は日本が4-2で勝利。これが解任への決定打になったとみられる。

ドイツ人の同監督は21年東京五輪でドイツ代表を指揮。大会後の同年9月からトルコ代表を率い、20試合12勝3分け5敗だった。3月に開幕した欧州選手権の予選では現在D組2位だが、9月はアルメニアと1-1で引き分け。続いて日本にも敗戦していた。日本戦ではトルコサポーターが「GO HOME KUNTZ(帰れクンツ)」と書かれた横断幕を掲げるなど、調子が上がらないことへ批判が高まっていた。正式決定となれば、日本代表はドイツ代表のフリック監督に続き、9月に対戦した2カ国の指揮官を立て続けに解任に追い込むことになる。