インテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(26)がセリエAで史上初めて途中出場から1試合4ゴールを挙げた。

0-0の後半10分から出場し、同17分に左からのクロスを右足で合わせて先制。32分には右からのクロスを右足ダイレクトシュートで追加点を奪った。40分に味方が獲得したPKを右足で落ち着いて決めてハットトリックを達成すると、44分には左からのグラウンダーのクロスを左足ワンタッチで4点目。ロスタイムを含めた約40分間の出場で4ゴールの固め打ちを決めた。

リーグ戦7試合の出場で得点ランキングトップの9ゴール。チームも首位の座を守った。史上初の快記録を達成したFWはスカイスポーツ・イタリアのインタビューに「僕が4ゴールを決めたけど、重要なのはインテルが勝つこと。前節のサッスオロ戦に1-2で負けて連勝が6で止まった後、再びチーム状況を好転させることが重要だった」と話した。

シモーネ・インザーギ監督は「彼は今季、素晴らしいスタートを切った。今日は(3日後に控えた欧州CLを見据えて)休む予定で先発から外したが、常に安定してゴールを決めてくれる。新キャプテンとして、真のリーダーになった」とエースをたたえた。