バルセロナが来季の監督として、ブライトンのイタリア人ロベルト・デ・ゼルビ(44)を候補に挙げているとスペイン紙マルカが30日に報じた。

バルセロナでは現在チームを率いるシャビ監督が、27日に3-5の敗北を喫したスペインリーグ第22節ビリャレアル戦後に今季終了後の退任を発表。これにより来季に向けて新たな指揮官探しに動かざるを得なくなっており、これまでチアゴ・モッタ(ボローニャ監督)、ミケル・アルテタ(アーセナル監督)、ハンス=ディーター・フリック(無所属)、ユルゲン・クロップ(リバプール)、イマノル・アルグアシル(レアル・ソシエダード)、ミチェル(ジローナ監督)、ラファ・マルケス(バルセロナのBチーム監督)など、さまざまな名前が報じられていた。

そんな中、マルカ紙によると、ジョアン・ラポルタ会長はブライトンで素晴らしい仕事をしているデ・ゼルビを新指揮官として強く検討しているという。欧州で何年にも渡って経験を積み、若さとエネルギーを兼ね備え、勝利へのハングリー精神を持っていることが、クラブの求める監督像に合致しているとのことだ。

デ・ゼルビはブライトン監督に就任した昨季、三笘薫などを擁してプレミアリーグを6位で終えて欧州リーグ出場権を獲得。今季も並み居る強豪の中、リーグ戦7位と好順位につけ、欧州リーグの1次リーグを首位通過し、決勝トーナメント進出を決めている。

ブライトンとの契約は26年までとなっているが、さまざまな情報筋によると、クラブはもう1年契約を延長し、契約解除金を現在の倍の2000万ユーロ(約31億円)に引き上げたいと考えているとのことだ。このように難しい状況にあるものの、バルセロナにとってデ・ゼルビは、シャビ監督の代わりとして理想的な人物の1人となっているようだ。(高橋智行通信員)