史上5カ国目の大会2連覇を遂げた開催国カタール(FIFAランキング58位)のFWアクラム・アフィフ(27=アルサド)が、決勝史上初となるハットトリックを完成させた。しかも全てPKという記録的なファイナルとなった。

22年のFIFAワールドカップ(W杯)決勝も行われたルサイル競技場は、約8万9000人を収容できる特大スタジアム。開催国カタールが決勝に進んだことで8万6492人が埋め尽くした。中東メディアによると、大会最多を更新したという。

22年のW杯決勝アルゼンチン-フランスは、FWリオネル・メッシがFWキリアン・エムバペとの点の取り合いを制し、悲願の優勝を成し遂げていた。一方で当時、主催者からは8万8966人の超満員だったことが発表されていたが、一部の席では空席も目立ったことから疑惑の目も向けられていた。

この日は相手が同じ中東のヨルダンだったこともあってか、アラブ勢の決勝は07年以来17年ぶりだったためか、はたまた大会自体が盛り上がったためか、実に8万6000人を超えた集客が、試合終了時点では疑われることなく、ファイナルに華を添えていた。