レアル・ソシエダードが12日、日本代表MF久保建英(22)と2年間の契約延長で合意したことを発表した。これにより契約期間は29年6月30日までとなっている。

久保は22年7月にレアル・マドリードからRソシエダードに27年までの5年契約で完全移籍。現地紙はその際、移籍金が650万ユーロ(約10億750万円)、契約解除金が6000万ユーロ(約93億円)であることに加え、Rソシエダードが久保を将来、他クラブに売却した場合、Rマドリードがキャピタルゲイン(購入価格と売却価格の差による収益)の50%を受け取る権利を保有していると報じていた。

スペイン紙アスは今回の契約延長により、久保がチームの中で高給取りの選手の1人になったとのこと。一方、入団当時に設定された6000万ユーロ(約93億円)の契約解除金は、最近契約延長した主力選手たちと同じように、過度に引き上げられることはないと伝えている。

久保のRソシエダードでの公式戦通算成績は、71試合(先発57試合)出場、37勝20分け14敗、15得点9アシスト。昨季に続いて今季も素晴らしいシーズンを送っており、ここまで公式戦27試合に出場して6得点3アシストを記録し、スペインリーグでマッチMVP7回、月間MVP1回を獲得。さらに欧州チャンピオンズリーグでもアウェーのベンフィカ・リスボン戦でMVPに選ばれている。(高橋智行通信員)