元ブラジル代表のスターFWでマンチェスター・シティー、レアル・マドリードで活躍したロビーニョ(40)が、強姦(ごうかん)罪で母国において9年間の懲役刑に服すことになった。

ロビーニョは13年に22歳のアルバニア人女性を集団レイプした罪で、17年にイタリアの裁判所から有罪判決を受けていた。

自国民の身柄引き渡しを行わないブラジルに暮らしていたが、イタリアからの要請を受け、ブラジリアの裁判所は20日、ブラジルで刑に服すべきとの判決を下した。

弁護士は、この判決に対して上訴する可能性があるため、ロビーニョは釈放されたままになるとしている。

ブラジル代表として100キャップを持つロビーニョは、犯行当時はACミランでプレーしていた。有罪が確定した後、20年に控訴したが敗れ、22年にイタリアの最高裁判所も判決を支持した。イタリア検察はその後、国際逮捕状を発行した。

ロビーニョは最近、ブラジルのウェブメディアの取材に「性行為は合意の上」だったと語っている。

ロビーニョはRマドリードで4シーズン、リーグ優勝を2度獲得した後、08年9月の移籍期限日に当時の英国記録となる移籍金3250万ポンド(約50億円)でマンチェスター・シティーに移籍。2シーズン後、ACミランに移籍し、5年間を過ごした後に中国の広州恒大を経て母国のアトレチコ・ミネイロへ加入している。