レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)のけがが軽傷だと3日、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコが報じた。

久保は3月31日にアウェーで行われたスペインリーグ第30節アラベス戦に先発出場するも、前半終了間際に右足大腿(だいたい)後部に痛みを感じ、ピッチに倒れ込んだ。直後にピッチ上でクラブのメディカルスタッフの治療を受けたが、プレーを続けることはできず、途中交代を余儀なくされていた。

その後に検査を受けた結果、深刻な筋肉系のけがの心配はないという。しかし、クラブのメディカルリポートによると、右足ハムストリングに違和感があるため、現在、理学療法士の治療を受けているとした。

同紙は久保の復帰時期に関して、14日の第31節アルメリア戦で少なくともメンバー入りできると予想。しかし、アルグアシル監督がリスクを冒さず、21日の第32節ヘタフェ戦まで起用しない可能性もあるという。

久保は、アジアカップ(アジア杯)で1カ月ほど欠場したにもかかわらず、23歳以下の選手として、今季のスペインリーグでロドリゴ(レアル・マドリード)、ママルダシュビリ(バレンシア)、ベリンガム(レアル・マドリード)に次ぎ、4番目に出場時間の長い選手になっている。(高橋智行通信員)